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「天上の虹」(里中満智子)を読んで親子関係の難しさを考えさせられる

夏休み中は塾の送り迎えで忙しかったるっちきです(`・ω・´)


夏期講習を申しこんだのは良いものの、るち太が一人で行くのは嫌がるので、お盆以外は平日毎日のように塾への送り迎えをしていました。

塾にいきたくなくて嫌々通うるち太を引っ張りながらだから、えらい疲れましたよ(;´Д`A ```

で、家にまた帰って迎えに行くのは暑くてしんどいので、毎回近くの図書館で時間を潰していました。


その、塾の待ち時間で読みふけっていたのが里中満智子さんの「天上の虹」です。


最後の方は誰かが借りていてなかなか返してくれないから、まだ読み終わってないんですけどね。


いろいろ考えさせられたので、忘れないうちに感想を書いておきます。


私が読んだのは、こちらの文庫版。



「天上の虹」は持統天皇のお話で、持統天皇がまだ子供の頃、大海皇子(天武天皇)に嫁ぐ前から話が始まります。


古代史のこの辺はもともと好きで、永井路子さんの小説なんかも読んでいたので、結構楽に読み進められました。


登場人物が多い上に、当時は異母兄弟とかなら結婚OKなので、人物関係がえらく複雑なのは大変だったけど(;´Д`A ```


当時の有力者の女性は物のように男たちの間でやり取りされていて可哀相だなとか、感想はいろいろあるのだけど、一番考えさせられたのが持統天皇と草壁皇子との親子関係でした。


草壁皇子は持統天皇の唯一の実施で、持統天皇は我が子を天武天皇の後の天皇にしたくて一生懸命頑張るわけです。


でも、草壁皇子は天武天皇にも持統天皇にも性格的に似ていなくて、優しくて繊細な心の持ち主で、天皇になんてなりたくないの。


それでも、お母さんが自分に期待してくれているからと必至に努力をするわけですが、異母兄弟の大津皇子にはどうしてもかなわない。


周囲も大津皇子の方が次の天皇にふさわしいのでは…と思い始めて、ついには天武天皇も「後継者は大津皇子」と心が傾いていく。


草壁皇子は大津皇子が天皇になってくれるなら喜んで皇太子の座を譲りたいのだけど、それは母である持統天皇が許してくれなくて。


結局、天武天皇が崩御したときに大津皇子が「次の天皇は自分だと亡き天武天皇が言った」とみんなの前で言って権力を奪おうとしたものの、持統天皇の前にあえなく敗北。


大津皇子は処刑されてしまい、そのショックから草壁皇子は精神的に不調になってしまい、結局天皇になることなく死んでしまいます。


母としては、この上ない悲劇ですよね。


後からだったら、もっとこうすればよかったとか考えられるけど、そのときは最善の方法を選んでいたわけで。


嘆き悲しむ持統天皇がとても気の毒でなりませんでした。


なんかね、この持統天皇と草壁皇子の関係が自分とるち太にも当てはまるのかな~なんて思ってしまって。


何がというと、


良かれと思ってあれこれ身につけさせようとしているけど、子供はあんまりそれを望んでいなくて実は負担にしかなっていない


こと。


るち太が「塾なんて行きたくない」「勉強なんてしたくない」と塾に行く前に言うたびに、考えさせられました。


持統天皇に比べたらものすご~くスケールの小さな話なわけですが。


普段、私はついるち太を子供の頃の自分と比べてしまうことがあって。


私は同じ年の頃にできていたのに、どうしてできないんだろう?
私は一人で練習して覚えたのに、どうしてやろうとしないんだろう?


って感じに思ってしまうことがあるんです。


親子といっても別の人間なのだから、同じ年に同じことができないのも、やりたいことが違うのも当たり前なんですけどね。


落ち着いて考えたらわかることも、ちょっと頭に血が上ると「どうして私の子供なのにできないの?」と思ってしまうことがあって。


同じようなことを「天上の虹」の中では持統天皇が草壁皇子に対して思っていて、これって母親にはありがちなことなのかな、と思ったんです。


自分のお腹から生まれたから、余計に自分と違うところって気になるんでしょうかね。


できないと余計に気になって、なんとかできるようにさせたいと思うけど、あまりにもそれが負担すぎると草壁皇子のように子供をつぶしてしまう危険だってあるわけで。


子供を育てるって難しいな~としみじみ思いました。


こんな風に考えさせられるのは、里中満智子先生の人物描写がすごく上手だからなんでしょうね。


ただでさえ資料も少なくて複雑な時代を、まるで見てきたかのように描かれているのがプロだなと感じます。


もちろん、あくまでも里中先生の想像だから、実際はどうだったのかは誰にもわからないわけだけど。


私が読んだところ(文庫版8巻まで)では、やっと持統天皇が天皇として即位したばかりなので、これから先どんなことが起こるのか、続きが楽しみです♪


歴史の勉強にもなるし、ドラマチックな展開に引きこまれますので、気になる方は是非是非読んでみてください(⌒∇⌒)



夏休みが終わったものの、今度は「学校に行きたくない」とごねるので、相変わらず気が休まる暇がありません。


9月は林間学校があるから、その準備もしないといけなくて、漫画の続きをゆっくり読めるのはいつになることやら。


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このエントリーにお寄せ頂いたコメント

天上の虹、懐かしいです~!!
従姉妹の家にあって一生懸命読んだ記憶が
あります。
一泊しかできなかったので必死に読みましたけど
全然時間が足りなかったです…
今は電子ブックになっていたり、漫画カフェが
あるからいいですよねぇ♪

日本史の古代歴史物って面白いのが多いですよね。
こういう人間ドラマで歴史を知っていくと
覚えやすかったと思いますよね。
政治なんて生死がかかってるからものすごい
盛り上がりますし。
また見たくなってきました♪

二学期が始まりましたね~!
タマコがタマゴローよりも登校班を苦手に
なっていて、一週間でも地獄だとか言ってます。
あと一日なんですけど、学校以前に登校で
つまづきかけていました。
るち太くんとるっちきさん、夏期講習お疲れさま
でした~!!
休める時にはゆっくりされて英気を養ってくださいね!
タマラス at 2019/09/02(月) 11:35 | URL

>タマラスさん

古代史を題材にした小説や漫画は多いですよね。
人間関係が複雑な時代だから、漫画だとわかりやすくて
助かります♪
受験勉強の息抜きに読むのも良いですよね~
資料が少ない時代を事実と想像を交えて筋の通った
話にしている里中満智子先生はすごいなと改めて
思いましたw

そちらも2学期が始まったんですね。
登校班は大きくなってくると面倒ですよね。
一人で行った方がはるかに楽だし早く着くし。
るち太もすごく嫌がっていて、毎年大変です(;´Д`A ```
低学年の子たちにとっては、あった方が良いのでしょうけど。。。

タマラスさんも長い夏休みお疲れ様でした!
この時期は気温さがあって体に負担がかかりますから、
お体大事にしてくださいね。
るっちき at 2019/09/03(火) 15:13 | URL

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